Symbol ノードの立ち上げ

このガイドでは Symbol の パブリックネットワーク へ参加するために、ノードをセットアップする方法を説明します。

メインパブリックネットワーク (mainnet) ではなく、テストネットワーク (testnet) に接続することで Symbol ネットワークへの接続を安全に試すことができます。ただしテストネットはテスト目的で広く使用されるため 予告なしに停止されたり、置き換えられる可能性があります 。プライベート環境のネットワークで作業する場合は 学習および開発目的のローカルネットワーク をインストールしてください。

ネットワークを実行するため、 Symbol Bootstrap パッケージを使用します。このパッケージの動作をより理解するために Symbol Bootstrap の使用 ガイドを読むことを推奨します。

注釈

Symbol Bootstrap はサポートする OS 上 (Windows, Mac, Linux) で動作します。このガイドでは Ubuntu 20.04 ですぐに使用できますが、他の Linux ディストリビューションでは調整が必要な場合があります。 CentOS 8 固有の手順については spizzerb の CentOS8 ガイド (NEM コミュニティメンバーが作成しました)

ハードウェア要件

ブロックチェーンノードの実行は、ディスクスペース、メモリ、および CPU 要件の点で 非常に要求が厳しい です。 以下の最小要件 を満たさない場合、ネットワークの残りの部分に追いつくのに苦労するノードが生成されます。グローバルブロックチェーンは影響を受けませんが、ノードがノード報酬を収集する資格があることはめったにありません。

注釈

専用のCPUとRAM を使用することを 強く推奨 します。共有 (一部の仮想サーバプロバイダのように) の場合、パフォーマンスに大きな影響があります。

ノードの最小要件
要求事項 Peer ノード API ノード デュアル&投票ノード
CPU 2 cores 4 cores 4 cores
RAM 8GB 16GB 16GB
ディスクサイズ 500 GB 750 GB 750 GB
ディスク速度 1500 IOPS SSD 1500 IOPS SSD 1500 IOPS SSD

次の表に 推奨要件 を示します。これらを使用すると、よりスムーズなエクスペリエンスが提供され、ある程度の将来的な保証が提供されます。

ノードの推奨要件
要求事項 Peer ノード API ノード デュアル&投票ノード
CPU 4 cores 8 コア 8 コア
RAM 16GB 32GB 32GB
ディスクサイズ 500 GB 750 GB 750 GB
ディスク速度 1500 IOPS SSD 1500 IOPS SSD 1500 IOPS SSD

testnetmainnet プリセット

Symbol Bootstrap は適切なパブリックネットワークに接続するノードをインスタンス化する testnet および mainnet のプリセットがあります。このノードの特定の機能は assembly オプションによって選択されます。

このガイドでは、例として testnet を使用しています。これは mainnet に変更することができます。

peer ノードの作成:

Peer ノードharvester ノードとも呼ばれ、ネットワークの大黒柱です。主にトランザクションを検証して、ブロックチェーンに新しいブロックを追加し、その過程で手数料を徴収します。

symbol-bootstrap start -p testnet -a peer

API ノードの作成:

API ノード は REST API を介して、外部からのアクセスを提供します。

symbol-bootstrap start -p testnet -a api

ノードが立ち上がっていて、実行されていることを確認するために、新しいブラウザタブを開いて localhost:3000/chain/info にアクセスしてください。API ノードからのレスポンスを得ることができるはずです。

API ノードは Peer ノードよりも多くのメモリとストレージを必要とします。もしメモリやストレージに制約がある場合は、Peer ノードを変わりに起動することを推奨します。

dual ノードの作成:

デュアルノードは PeerAPI ノードの両方の機能を提供します。

symbol-bootstrap start -p testnet -a dual

ノードの立ち上げ

symbol-bootstrap start を実行するだけです。上記のコマンドのいずれかを使用して Symbol ノードをインスタンス化して起動します。 シャットダウンは Ctrl+C で行います。

または、デタッチモード (--detached) で開始して、バックグラウンドで実行することもできます。

注釈

ノードは初回起動時に、ネットワークの一部と 同期 して 完全なブロックチェーン をダウンロードします。これには数時間かかる場合があり、その間、ノード (APIノードの場合) への REST リクエストが遅延し、誤ったチェーン高が返却される場合があります。

ノードアカウントの取得

今あなたが作成したノードには、ノードと疎通するための Symbol アカウントが関連付けられています。たとえば、ノードがトランザクションを発行できるように、ノードに資金を提供するにはこのアカウントが必要です。

アカウントの鍵とアドレスは target フォルダ内の target/addresses.yml と命名されたテキストファイルから取得できます:

このファイルは YAML 形式でこのようになっています:

networkType: 152
nemesisGenerationHashSeed: 1082491EFE93AA7DAC6D0282634953DB8B5FDDAE669237B030695A9F308883D5
nodes:
    -
        name: peer-node-0
        friendlyName: peer-node-0
        roles: 'Peer,Voting'
        main:
            # Use these to access the node's account
            privateKey: ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
            publicKey: E8A918BD78C0D9CFA8D0B53BB721E62925ACB4BF92068533A3D94210D01E1D39
            address: TBMXGFREJRVWJY756BVHLJAHZCOP3BW53ALFYOY
        transport:
            # Use these in Delegated Harvesting requests
            privateKey: ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
            publicKey: 7C63AF4CECE2690944FAFE3D9D52EB400447F30CCAC185BC9BE5D54CF536DDE3
            address: TBTRVMCJ7TEZNCV74IX3INJHGAOLMQOU2JQEX7Y
        remote:
            privateKey: ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
            publicKey: 6B1936560F85096E398AAF4647EADB6C748100E6D248D98B2916F003B806E725
            address: TDN3G4REJA7BWDQ2TLB3M522RAYKV5AB55EEPGQ
        voting:
            privateKey: ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
            publicKey: E97B99E7EDE0738CBE2C3BB13F3B0EEB8A361FAAD51271887D12389F1AEEF4EC
            address: TBBK644JF2XMW35A7BUG6SADTLHAQ2M2KO7O2FQ
        vrf:
            privateKey: ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
            publicKey: B304E6F9650CFFA52C6DC51CED29397F6C50F1E2F9AC34993549E0E3E4461027
            address: TABWAGQNSI4AWPE3IVGS53CQWAN5BYRM5BHMNFA

main セクションの情報でノードのアカウントにアクセスします。 delegated harvesting をアクティブ化するときは transport セクションの情報をノードの 公開 TLS キー として使用します。

Encrypted private keys

デフォルトでは Symbol Bootstrap は addresses.yml 内にあるすべての秘密鍵を暗号化するので、それらは表示されません (詳細は セキュリティモードセクション を参照してください)

(メインアカウントから資産を 引き出す 場合などに) 秘密鍵へアクセスするには、 symbol-bootstrap decrypt コマンドを使用します。

symbol-bootstrap decrypt \
   --source target/addresses.yml \
   --destination target/addresses_plain.yml

これは復号されたキーを含む target/addresses_plain.yml ファイルを生成します。

⚠️ キーを読みだしたら、このファイルは削除してください!

⚠️ シークレットキーは常に秘匿してください!

資産をノードへ提供する

ノードがハーベスティングまたは投票 (以下を参照) を開始する前に 最小資産 が必要です。 testnet テスト環境では Symbol の Faucet を使用して資産を調達できます。

faucet に移動して、ノードのアカウントの アドレス と必要な量 symbol.xym を入力し、CLAIM をクリックします。

リクエストは最初に 未確認 (保留中) になり、数秒後に 承認済み になるでしょう。これでノードに資産が提供され、操作する準備が整いました。

セキュアなノードを立ち上げる

インターネットに接続されたコンピュータに、秘密鍵がプレーンテキストで保存されないように ノードを設定することができます。それについては セキュアな Symbol ノードの起動 を参照してください。

ノードのプロパティ設定

ノードプロパティの設定 ガイドに従って、ノードのパブリック名などのパラメータを変更します。

ネットワークと疎通する

次のツールを使用して、ノードの機能をテストします:

次の手順

これでノードが稼働したので、次のガイドを見ていきます:


Last updated by Xavi Artigas on 2021-07-15.

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